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免疫細胞?免疫抑制細胞?

ヒトの腸には、魚、獣肉、貝、卵…の異種タンパクや、様々な細菌、異物、カビまで流入しているにも関わらず、アレルギー反応が起きないのは何故なのだろうか。

これは制御性T細胞(Treg細胞)の働きによるそうだ。胸腺由来のリンパ球である。

Treg細胞は、自己免疫疾患やアレルギー疾患を抑制する働きを担っている。日頃摂取している異種タンパクや共生菌に対して、炎症反応を起こさないよう免疫自己寛容を誘導しているというのだ。

 

免疫細胞でありながら、免疫反応を抑制?

矛盾しているようだが、この免疫抑制があることで、免疫系全体の恒常性が保たれている。

Treg細胞の40%は腸管に存在するという。

ソバ、小麦粉などのアレルギーにもTreg細胞の免疫抑制が関係すると考えられているようだ。

健康維持の上でTreg細胞の量や活性が一定に保たれることは重要であることはいうまでもない。

無理くり鍼灸につなげるが、お灸はTreg細胞を活性化してくれるという研究報告がある。

さぁ、お灸だ!(結論が強引短絡的で失礼。。。)