筋肉は分泌器官なのかと言われると違和感をおぼえる人もいるのではなかろうか。
何を隠そう、筋肉は分泌器官なのである。とのこと。
筋肉(骨格筋)が収縮すると多種類の生理活性物質が産生、分泌される。
それらは、新しい神経の生育、成熟や記憶機能に関わったり、骨の成長に関わったり、免疫系や全身の機能に大きく関わってくるのである。
ただ、ここでポイントがあるらしいのだ。
これら生理活性物質の分泌は「弱い運動」と「強い運動」では異なってくるという点である。
簡単に言うと、弱い運動は抗炎症作用を持つ物質が産生され、全身の慢性炎症を抑制する。
しかし、強い運動は炎症性の物質が産生され、慢性炎症を促進する方向に向かってしまう働きをしてしまうというころだ。
ハードなトレーニングをすれば、健康によいというのは誤った神話である、ということである。