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古代九鍼について♪

当院では古く中国から伝わる古代九鍼を治療に取り入れています。

黄帝内経をはじめとした古典には、九鍼についてその形や使用法に関して記されています。

 

一般的な鍼灸治療の「はり」というと、いわゆる「毫針(ごうしん)」と呼ばれるもので、多くの治療院はこの「毫針」を使って治療をされていると思います。

よくみる、鍼灸治療のはりですね。

しかし、多くの治療院が「毫針」で治療しているのに、わざわざ九つの鍼を使う必要があるのかって疑問に思いますよね。

 

先輩治療家達は、九鍼の話しを「包丁」に例えて話すことが多くあります。

 

包丁もそれぞれ調理法によって様々な形状のものがあります。

万能包丁、出刃包丁、牛刀、中華包丁、筋引き、フグ引き…等々、多くの種類がありますよね。

それらは、それぞれの調理がしやすい刃の形状や柄の形状、大きさ形となっています。

より効率よい作業を追求した結果そうなったのでしょう。

 

感の良い方はもうお分かりですね♪

はい、そうなんです!

この「古代九鍼」も前述したように、それぞれの症状により効果がでやすいように考えられた道具なのです。

先ほどの「毫針」は包丁でいえば「万能包丁」といったところでしょうか。もちろん「毫針」でも様々な症状に対応できますが、当院ではより効果を求めたい患者様のニーズに応えられように、これらの道具を使い分けています。

もちろんそれぞれの特徴がありますので、必ず患者様には治療方針やそれに最適な道具、治療法を説明したうえで行います。

「怖い」と感じるような治療はしませんのでご安心ください<(_ _)>

 

当院は「自由診療」で施術をしております。

それ相応の「効果」を感じてもらわねば患者様に納得していただけるとは思っておりません。

その為には、このように様々な道具や治療法を駆使して、多種多彩の症状に対応していくことが必要であると考えています。

 

決して、他の治療院のやり方を否定しているものではありません。

やはり鍼灸治療の良さを知ってもらうためにも、様々なところに行っても改善されなかった症状のお持ちの患者様を受け入れられるためにも必要なことと思い、この九鍼を当院の特徴の一つとして日々研鑽しているところです。

 

きっと、ホームページをご覧になって、「こんな鍼やるの!」と感じた方もいらっしゃると思います。

もちろん、全ての治療に九鍼を使用するわけではなく、患者様の感受性に合わせた治療法を選択していきますのでご安心ください。

当院の願いとしては、出来るだけ多くの苦しんでおられる患者様を救いたい、鍼灸治療の良さを知っていただきたいという思いがあります♪

ひとりでも多くの患者様とのご縁があるよう、心から祈っております<(_ _)>