今回は「肝臓・腎臓・脾臓の温冷湿布法」をご紹介いたします(^^♪
内臓を湿布するなんてできるのか?と思ってしまいますが、もちろん直接内臓に湿布薬を貼り付けるというものではなく、温冷湿布法というように、体表から内臓を温めたり冷やしたりする湿布方法になります(^.^)
このブログを読んでいる方の中には、民間療法で行われている「こんにゃく湿布」なるワードを耳にした人もいるのではないでしょうか?
温めたこんにゃくを使用して同じように肝臓・腎臓・脾臓を温めていく方法になります。
やり方としては、温めたホットシップやこんにゃくを体表にあて、それぞれの臓器を温めたり冷やしたりしていくだけの方法です。
とてもシンプルなものですが、これが非常に身体によい影響を与えてくれるのです(^^♪
(やり方に関しては省略いたします。ネットで調べるとたくさんでてきますのでm(__)m)
何がいいのかと申しますと、この温冷湿布法を行うことで抗加齢ホルモンと呼ばれる「DHEA-S」の分泌が副腎皮質から上昇することが科学的に証明されています(^o^)/
このホルモン分泌上昇によって「免疫力の向上」「ストレスの抵抗性」「その他成長ホルモンへの好影響」「インスリン抵抗性の改善」などが期待できるとされています。
この「DHEA-S」は、女性ホルモンや男性ホルモンなどの50種類以上のホルモンの源となり、生成され、健康の維持、老化の防止に重要な働きをしているのです( ..)φメモメモ
また、健康である為には血液(体液)の循環が重要な要因であることはご存知であろうと思います。
正しい血液循環を考える時、「量(血液の適量)」「質(血液反応の中性)」「動き(適時な流速)」の三者を考えねばならず、その三者が適時適所においてバランスがとれている必要があるのです。
そして、それらを調節している主要器官が上半身では「血液貯留臓器(デポートオルガン)」といわれる肝臓・腎臓・脾臓・皮膚になってくるといわれています。
血液に過不足が生じたときには、必要に応じて調整し、血液が酸性化したときには即時アルカリ化し血液の酸塩基平衡を保ってくれるのです。
また、心臓から送り出された血液は重力の影響もあって心臓に戻りにくい状態にあります。
このように静脈帰還流に閉塞等がおこった時には、この弊害をできるだけ全体に影響させないように協力することで防護する役割もあるのです。
これらの血液循環に対しての影響を温冷湿布法をおこなうことで促進することができるんですね~。
私自身も火山灰を使用したホットシップを購入して、実際に温冷湿布法を行っていますが、非常に身体も調子が良いです。
来院される患者にもお話しさせていただくのですが、鍼灸やマッサージ指圧治療で身体の調子を整えるのは、あくまでも養生全体の一部分にしかすぎません。
やはり日頃の過ごし方が非常に重要になってきます。
この温冷湿布法の他にもたくさんご自身で行える自然療法を含めた養生法はたくさんあります。
ご自身で興味があるものから、何か始めてはいかがでしょうか(^^)/
ではでは。
今回はこれまで(^^)/