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中国伝統医学について♪

前回は東洋医学って何?という記事を書いたが、その中で狭義の東洋医学である中医学について触れてみたいと思う。この壮大な内容をどこから分かりやすく書こうか、いや、無理だ!
なので、できるだけ簡単に、ちょ~簡単に分かりやすく書いてみたいと思う♪

中医学は「中国伝統医学」の略語である。英語ではTraditional Chinese Medicine(TCM)と呼ばれ、現在各国で行われている東洋医学はこの中医学理論で行われていることが多い。
フムフム…

その根底にある哲学としては
① 陰陽学説…この宇宙の全ての事象は「陰」と「陽」に分けられ、お互いが統一したり対立したりする関係によって起こった結果なんだぜ!
② 五行学説…物事を5つのカテゴリーに分けて考えようぜ!
③ 天人合一思想…人は自然界の一部であり、人の身体の中にも自然の法則が成り立っているんだぜ!

があるということだ(^^♪(ざっくりでスンマセン…)

かなりはしょるが、やはり中医学といえば「弁証論治(べんしょうろんち)」と呼ばれる診断システムが特徴的である。(はしょりすぎです;;;)
弁証とは、証と呼ばれる身体の状態や体質を総合的に評価したものを決定することであり、証が決まらないと具体的な治療は出来ないのだ。
そして、この証を決めるために様々な情報を入手していくんだぜ~(^^♪

そのなかには四診と呼ばれる「望診(目で観察する)」「聞診(耳で聞いたり、鼻で臭いを感じたりする)」「問診(様々な質問をして情報を集める)」「切診(患者に触れて診察する)」と呼ばれるものがあったりする。
何気ない仕草からも情報を集めていますからね~ジロジロ(^-^;

こうして証が決まっていくわけだが、この証が決まれば「論治」と呼ばれるそれに合わせた治療のはじまりはじまり♪

ここでさらにこの診断システムの良い所が、例えば同じ風邪でも、各個人の体質や病気の進み具合が異なれば証も違ってくるということ。ということは、それぞれ治療が変わってくることになるのだ。
病院に行けば同じ風邪薬を処方されることもあるだろうが、中医学、いや、東洋医学の特徴は各個人に合った「オーダーメイド」の治療が行われるということである。同じ病気でも証が違ってきたり、違う病気でも証が同じなんてこともよくある話なのだ。

やっぱり、ここなんだと思う♪
ベタな結論になってしまうけど、やっぱり中医学を含めた東洋医学の良さって、じっくり細かいところまで診察して、3分診断などでは見えない部分まで情報を集め分析して、各個人に合った治療ができる所なんだと思う。

今回は中医学のお話しなので、その弁証論治の過程では、過去にまで遡ってこれまでのイベントやその時々の症状なども聞いて、何故今の症状になってしまったのかを分析する。こうすることで、その症状にある背景までも含めて治療していくことで、根本的な治療ができるというわけだ(^o^)/

かなり端的な中医学の特徴のお話しになってしまったが、興味ある方は
カラー版「東洋医学のしくみ」 兵頭明監修
やさしい中医学入門 関口善太著
をお薦めする♪

現代医学とは違い、お互いの機能(肉体・感情・精神)それぞれが関連しあって働いているという「整体観念」を基に構築された「中国伝統医学」って素晴らしいのだ!(もちろん現代医学の良さもありますからね)

もっと、東洋医学の良さをしってもらいたいな~♪

本日はここまで(^^♪