実際に患者さんとお話ししていると「はりきゅう治療って何で効くの?」「東洋医学っていったい何ですか?」みたいな話になることが多いです(^-^;
けど、患者さんの正直な気持ちだと思います。
身体に鍼や灸をして何で治るのだろう?どんな理屈で治療しているのだろう?って考えるのは当然のことだと思います。
そこで、少しずつではありますが、そこら辺をできるだけ分かりやすくお伝えすることで、当院で行っている治療の中身を理解していただきたく思っております(^^♪
最初のテーマは「東洋医学ってな~に?」について、書いてみたいと思います♪
「東洋医学」っていうと、はりや灸、漢方などが浮かんでくることと思います。
けど、何かよくわかんな~い!って感じている方も多いでしょう。
はい、何を隠そう私も学ぶ前はその一人でしたからその気持ちはよく分かります(^-^;
私が鍼灸学校時代に教わった日本の中国伝統医学の第一人者でおられる兵頭明先生は著書「東洋医学のしくみ」のなかでこう言っておられます。
東洋医学とは…
広義では、トルコより東の地域で発達した医学全般が東洋医学である。イスラム圏でのイスラム医学、インドのアーユルベーダ、チベットのチベット医学も東洋医学に含まれる。(このほか、東南アジアにも伝統的な医学がある)
フムフム、なるほど、、、
で、狭義では…
中国でおこった鍼灸と漢方薬をさす。(中国伝統医学)と書いてある…。
まとめると「東洋医学」とは、
アジアにおこり、発達した医学が広義の東洋医学であるが、一般には東洋医学というと、中国でおこった鍼灸と漢方をさす!
ということである(^o^)/
なので、今後は一般的な東洋医学である中国伝統医学のことを「東洋医学」ということで話しを進めていきましょうね~(^^)/
で、その東洋医学(中医学)は朝鮮半島から日本に伝えられたとされている。
そして、日本の得意技である「日本流にアレンジ」され、日本独自の診断や処方が加えられ、江戸時代には全盛を迎えたみたい♪
しかし、明治以降はドイツ医学を政府が正規の医学として採用したこともあり、どんどん衰退していったようだ(+o+)
が、しかし、昭和になってから手軽に服用できるエキス剤や顆粒の漢方薬が普及したこともあり、再び東洋医学が注目を集めはじめたのだ!
と書いてある。
まー確かに、東洋医学っていうと何となく中医学のことを思い浮かべるけど、それだったら最初から中医学って言えばいいわけで、東洋って言葉を使う意味も分かってきましたね~♪
では、次回からは東洋医学の中身について、少しずつ見ていきましょうね~(^o^)/
参考文献:カラー徹底図解「東洋医学のしくみ」 監修者 兵頭 明