さて、痛みの治療についてのブログも最終回になります(^.^)
前回は「脳レベルでの鎮痛」について書きました。
最終回の今回は身体に備わっている鎮痛機構以外の鎮痛方法をご紹介したいと思います。
ひとつ目は「筋緊張を緩和することで痛みを改善する方法」です♪
筋肉が緊張すると凝りや痛みを生ずることが知られています。
そして、筋肉が緊張し血流が低下すると痛みの物質が溜まる為、痛みを誘発します。
その為、筋肉の緊張を低下させるよう鍼刺激を加えることで痛みが改善するのです。
いわゆる筋肉の緊張が強い部位に鍼を行う際のメカニズムになります(‘ω’)ノ
ふたつ目は「血流を改善することで痛みを改善する方法」です♪
痛みの部位には発痛物質が存際していることが多いため、それらを洗い流すことで痛みの改善を行います。
鍼をした部位には血流改善が起こりますし、また筋肉の緊張も緩和しますので筋全体の血流改善も起こります。
また、自律神経を介した治療でも全身の血流が改善することが知られています。
このように血流低下部位や自律神経を刺激して全身を調整するメカニズムになります(*^^)v
三つ目は「自律神経を調節することで痛みの軽減につなげる方法」です。
痛みが慢性的になると交感神経が亢進した状態が続き、痛みの悪循環を形成します。
ですので、自律神経を調整することが痛みの軽減につながるのです(^-^)
四つ目は、「内臓を調節し機能改善することで、痛みの悪循環を改善する方法」です。
各内臓にはそれぞれ支配している自律神経が存在しています。
身体の生理的反射を利用して治療を行なうことで内臓を調節し自律神経に影響を与えていくことができます(‘ω’)ノ
その他にも、角質細胞を介して免疫・内分泌調整を行なったり、神経伝達物質を介してセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの物質を増加させたりすることで、痛みの症状を改善させたりと、様々な治効機序があります。
一番重要なのは、これらの治効機序のどれを使って、効率的に痛みを抑えることを考えることになってきます( ..)φメモメモ
鍼灸は痛みを抑えるには優れた治療方法です(^^♪
是非一度試してみてください!(^^)!