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牛乳について①

当院に通ってらっしゃる患者様とのお話しの中で「食事」についてアドバイスさせて頂くことがあります(^.^)

その中で「乳製品は控えましょうね」なんてこともお話しするのですが、今回は「牛乳」のお話しを書いてみたいと思います(*^^)v

 

まずほとんどの方が「牛乳が健康に悪い」と考えている人は少ないのではないでしょうか。

「だって、牛乳って完全栄養食品でしょ。そんなことがあるはずがない。」と考えている人が多いと思います(‘ω’)

 

周囲の親御さんのお話しを聞いていると、食事の時に水代わりに牛乳を飲ませているケースや、身体を大きくさせようと一日に数リットル飲ませているなんて話しも聞くことがあります。

 

現に私も小さいころに、牛乳はカルシウムやたんぱく質の栄養もも豊富だし、身体を大きくするためや、骨を丈夫にするためにと信じて水代わりに牛乳を飲んでいた時期があったことを記憶しています(*_*;

 

実際に「社団法人・中央酪農会議」では、完全栄養食品としての根拠を次のように挙げています。

  • 牛乳には成長と健康に必要な良質なたんぱく質や脂質、糖質、カルシウム、ビタミン、カリウム、リン、鉄などがバランスよく含まれ、ほぼ完全な栄養食品ということがいえます。
  • カルシウムは成長期の栄養補給、生活習慣予防、脳の動脈硬化や骨粗鬆症の予防など、大変重要な栄養源です。牛乳200ml中には200mgカルシウムが含まれており、コップ1杯で1日の所要量の3分の1を満たしてくれます。また牛乳に含まれる良質なたんぱく質や乳糖、ビタミンDはカルシウムの吸収を高めてくれます。
  • 牛乳のタンパク質、乳糖、ビタミンA、B2、カルシウムなどの栄養素は肌に潤いを与え、腸を活発にするなどの身体の内面から美しさを保ってくれます。また牛乳に含まれるビタミンB1は「疲労回復ビタミン」とも呼ばれ、イライラや不安を取り除いてくれる効果もあります。
  • 日々の食事に牛乳をプラスすることで心も体も元気になっていきます。お腹がゴロゴロしてしまう人、牛乳アレルギーが心配な人は、日数をかけて少しずつ増やしていく、料理に取り入れる、温めてゆっくり飲む、ヨーグルトを利用するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

私も勉強するまでは、上記のように考えていましたし、何の疑いもなく牛乳を愛していたひとりです(‘ω’)ノ

 

さて、次回からは少しずつ、何故牛乳は「完全栄養食品」ではないのかについて書いていきたいと思います(__)

 

続く…(引っ張ります(笑))

参考文献:「牛乳神話完全崩壊」外山利通著 メモタル出版